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変革をもたらす人材を育成するためにエリーインシュアランスが行っていること

変革をもたらす人材を特定し、その実行に焦点を当て続けるために、スリニヴァーサ氏はIDEATE(イノベーション、デリバリー、効率性、加速、人材、実行品質)という概念を用いている。IDEATEの必要性を念頭に、同社は人材育成に多方面からのアプローチをとっている。 IT部門には、人材の獲得、維持、育成に重点を置いたハイレベルな人材プログラムがいくつかある。重要な人材パイプラインのひとつが、18カ月間実施される見習いプログラムで、研修生はITの少なくとも3つの分野に触れ、学びながら生産性を高めることが期待される。プログラムが終了すると、彼らは自分のスキルと関心が最も合致する部門の職務に就く。 スリニヴァーサはまた、ITのコア・スキルはないが強力なリーダーである人を対象としたITリーダー・プログラムも実施している。「私たちのITリーダー・プログラムは、軍歴があったり、IT以外の部門でリーダー経験があったりするシニアのためのものです」と彼は言う。「しかし、彼らは優れたコミュニケーション能力を持ち、物事を成し遂げる方法を知っている。このプログラムによって、ITチームは技術的スキルとリーダーシップ・スキルの適切なバランスを持つことができる。」 変革を推進する気風 エリー保険のIT組織では、技術者がレガシー技術から新興技術にシフトする「横移動」プログラムも実施している。彼はまた、ストレッチ・アサインメントというアプローチもとっている。「本業はビジネス・アナリストだが、プロジェクト・マネジャーとしてストレッチ・アサインメントを受けることになるかもしれない」と彼は言う。 このようなプログラムと同様に重要なのは、IT組織の全員がクラウド認定を取得し、アジャイル開発のトレーニングを受けることだ。このトレーニングの定着率は高く、IT部門の離職率は業界最低水準であるとスリニヴァーサ氏は言う。 スリニヴァーサ氏がこれらのプログラムすべてに求めているのは、変革人材にとって最も重要なスキルセットであると彼が考えているもの、すなわち、顧客中心主義、先駆的な考え方、協調性、適応性である。しかし、これらのスキルのどれよりも重要なのは、変革を推進する能力だと彼は言う。 (more…)